Canon EOS R3とCanon EOS R1を比較してみて。最後にEOS R5 Mark IIとの部分的な比較もしてみました

Canon
Screenshot

フラッグシップ機と高画素機の二台出し

先日Canonから発表されたEOS R1とEOS R5 Mark II

Canonから発表されたEOS R1とEOS R5 Mark II。ようやくきまして大歓喜です
Canonから発表されたEOS R1とEOS R5 Mark II。この2機種について自分の中でどのようなところが注目ポイントなのかについて買いていきます


今回はEOS R3とEOS R1を簡単に比較してみました

そして最後にはEOS R5 Mark IIについても簡単に書いていこうと思います

EOS R3とEOS R1の比較

今回は同じ縦グリ一体型のEOS R3とEOS R1の比較をメインに書いていきたいと思います


DIGIC AcceleratorなどEOS R1
で新搭載されたというものについてはあまり触れません

シャッター関連について

まずは一番肝心のシャッター関連について書いていきたいと思います

ここが写真を撮る上でとても大事になる部分で、EOS R3と顕著に違いが出ているところではないかなと思います

一番はフルサイズミラーレスで初めてクロス測距によるAF性能の強化ですが、そこについてはR3と明らかに違うので書きません

1.連写速度

まず連写速度についてはEOS R3が最高速度30コマ/秒に対してEOS R1は40コマ/秒

EOS R3はファームウェアで1枚目のAF/AE固定であれば最高195コマ/秒、撮影枚数最高50枚との設定ができますが、AF/AEが追従しなければR3の意味はないのかなと思うので除外しています

メカシャッターについては12コマ/秒と変化はありません

2.ブラックアウトフリー撮影

EOS R3のブラックアウトフリー撮影は1枚目を撮った時にはブラックアウトしますが、2枚目以降はブラックアウトフリーとなります

EOS R1は1枚目にブラックアウトするかしないか選択することができます

動きもの撮っている時にほんのわずかな時間ではあるも、1枚目のブラックアウトは気になったので、これが選択できるのは嬉しい機能です

ただしブラックアウトがあるから撮り始めがわかるという面もありますので、難しいですね

3.レリーズタイムラグはEOS R3が優勢

レリーズタイムラグについてはメカシャッターは76ms、電子先幕は50msとともに変わらないのですが、電子シャッターの際にはEOS R3が20msに対してEOS R1は30ms

ここはEOS R3が優勢ですが、センサーがこれまでと違うのもあるかもしれませんし些細な違いではあるかと思います

4.シャッタースピードとストロボ同調速度

シャッタースピードはどちらも最高1/64000秒と変わらないですが、今回変化があるのはストロボ同調速度です


EOS R3では以下になります

・メカシャッター 1/200秒
・電子先幕 1/250秒
・電子シャッター 1/180秒

電子シャッターでストロボを使うには若干心許ない部分ではありました

ただEOS R1ではここの部分がパワーアップされています

・メカシャッター 1/200秒
・電子先幕 1/320秒
・電子シャッター 1/400秒

電子シャッターでここまで上げられるのであれば、問題なくストロボも使うことができます

電子シャッターで1/400秒の同調速度が得られるということは、EOS R3よりも幕速は高速化されています

それによりローリングシャッター歪みもEOS-1D X Mark IIIのメカシャッター撮影時と同等レベルになっているとのこと

EOS R3でもあまり目立たなかったのですが、EOS R1ではさらに目立たないでしょう

ストロボを使う人にとってはEOS R3よりEOS R1がおすすめかと思います

5.手ブレ補正

手ブレ補正はあると地味に便利ではありますが、シャッタースピードを上げればいいという部分ですが、ここもパワーアップされています

EOS R3は5軸手ブレ補正機構で8段の補正効果があります

これだけでもすごいですが、EOS R1は5軸手ブレ補正機構に加えて周辺協調制御も加わって中央で8.5段、周辺7.5段の手ぶれ補正効果があります

周辺にも補正効果が加わることで、周辺まで手ブレによる補正を発揮します

各部品の相違

そして筐体はほぼ一緒ではありますが、各部品で相違がありますのでそこについて書いていきたいと思います

どちらに共通しているのはスマートコントローラーです

これはあるととても便利です

1.ファインダー

ファインダーはEOS R3では576万ドットです

576万ドットでも他のミラーレスカメラを見てもドット数が多く高精細ですが、EOS R1はそれを上回る944万ドット

フレームレートは119.88fpsで代わりないですが、とても見やすくなっているかなと思います

合わせて明るさ選択はEOS R3の5段階から7段階に変更されており、より調整できるようになりました

ファインダー倍率も0.76倍から0.9倍になっていてこちらもさらに見やすくなっています

しかもEOS R1では0.8倍、0.7倍も選択できるようになっており、自分の見やすいように設定もできます

そして視線入力についても搭載されていますがおそらくEOS R3よりパワーアップされて精度高く使いやすくなっているのではないかなと思います

2.背面液晶

背面液晶は撮った写真の確認や設定を変更する時に使う大事な部分です

EOS R3には3.2型 415万ドットの液晶が搭載されているのに対し、EOS R1は3.2型 210万ドットと2倍ほどドット数が下がっています


ただ見え方が変わらないのであればいいのではないかなと思います

3.HDMI

EOS R3ではマイクロHDMIに対してEOS R1は通常のHDMI端子

最近は動画の関係で通常のHDMI端子を載せているカメラが多くあり、EOS R1でも載せてきました

欲しいユーザーからしてみればいいのではないのかと思います

4.タリーランプ

動画を撮る人にとっては録画していますというのがランプで一目でわかります

自分は動画を撮らないので全く興味ないのでサラッといきますが、録画ができているか一目で確認できるのはとてもいいのかと思います

5.メディア

メディアはとうとうCF Express TypeBのダブルスロット


R3はSDカードとCF Express TypeBだが、SDカードという汎用性高いメディアを使うことでデータの受け渡しが容易になる部分はあります


しかしCF Express TypeBの残量がなく、SDカードに記録するとなった時に書き込み速度はどうしても劣ってしまう

連写しなければいけないであろう場面で、本来なら撮れていたであろう場面が、SDカードの速度のせいで撮ることができないということも出てきてしまう

かといってその都度別のCF Express TypeBに交換というのも煩わしいし、一瞬でも目を離すことができなく、決定的瞬間を見逃してしまいかねない

やはりスポーツなどの現場では同メディアのダブルスロットが望ましいという人も多いのかなと思います

SONYみたいにCF Express TypeAとSDカードが一つのメディアスロットに入れられたらいいのですが、難しいですかね

結論:EOS R3よりパワーアップしているがR3で不満がなければ・・・

正直EOS R1が発表された時にはこれではないという人の声が多かったり、R3と大差ないという声がありました

確かにぱっと見ではあまり変わらないという印象がありましたし、AFはEOS R3でも十分過ぎるほどです

しかしAFやアップスケーリング機能、プリキャプチャーなど大幅な進化もあれば、細かい部分にも変更や進化が加えられていてさらに使いやすくなっています

ただEOS R3で現状不満がなければ変える必要はないのかなとは思います

AFが進化していることで撮れる確率が高まることはありますが、果たしてそれが自分の使い方で必要なのかと

もしEOS R3のAFで現状不満があるのであればEOS R1にいけばいいのではとおもいます

買いたい方は買って日本経済に貢献していただければいいですし、自分はその分は他のところで使って日本経済に貢献していきます

それでは

最後に画素数について

噂ではEOS R1は高画素になると言われていましたが、2400万画素とこれまで通りの画素数

ネットではいろんな声が聞こえていますが、正直これでいいと思います

理由としてはEOS R1のターゲットであるスポーツという環境を考えた時に、さまざまな環境があります

野外でも昼間や夜という場面もあれば室内もありますのでISOをどうしてもあげる場面が出てきます

高画素機になればなるほどISOをあげた時のノイズが低画素機と比べて多くなります

さまざまな環境で撮らなければいけないからこそ、ISOを上げても破綻しない写真がきっちり撮れ、妥協せずにシャッタースピードをあげることができる

もちろん高画素機は魅力的ではありますが、果たして出力先では果たして高画素は必要なのか

A4の雑誌程度であれば2400万画素あれば十分ですし、多くの人がここまでの大きさにプリントすることがあるのかということがあります

反対EOS R5 Mark IIについては限られた環境下で使用する、ISOを上げなければいけないところでは2400万画素のEOS R1やEOS R3等には負けてしまう

それを承知してでも高精細に撮りたいという人はEOS R5 Mark IIを使えばいいと思います

しかも積層型のセンサーを積んでいて秒間30コマ/秒で撮れるし、電子シャッターのローリングシャッター歪みもEOS R5に比べて40%も抑えられているとのこと

実際に見てみないとわからないが、AFの性能もアップしていることから動き物でも問題なく使うことができるのではと思っています

全くタイプの違うカメラだからこそ自分の使い方を考えて必要なものを選んでいたらければと思います

自分も実際に買うとなればEOS R5 Mark IIとは思いますが、全て売ってEOS R1に集約するのも悪くないかなと

実際に触ってみて考えてみます

それでは

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