その知らせは8月
その知らせは8月に駆け巡ったセバスチャン・ベッテル F1を引退
8月には色々な話題があったと思うが、正直これが自分の中では一番のビッグニュースだった
もう他のことはどうでもいいくらいに喪失感が大きかった
もう今年を逃したら撮ることができない
はっきり言ってアストンマーチンでは優勝はもちろん表彰台は無理、頑張って入賞くらいのポテンシャルだ
4度のワールドチャンピオンでずっとトップ争いをしていたからこそ、中団を走るベッテルは見たくないのが本音だ
ベッテルは鈴鹿が一番好きなサーキットだと言っていた
もしかしたら本当は引退はもっと早くしようとしていたのかもしれない
しかし大好きな鈴鹿を走るためにここまで引退をのばしたのかもしれない
優勝争いをすることができないマシンに乗っても、大好きな鈴鹿をもう一度走るために耐え忍ぼうと
自分のタイトルよりも自分の経験をチームとマシンを育てるのに頑張ろうと決めたのかもしれない
ベッテルが決めた以上、それを目を逸らさずに見よう
10月の鈴鹿を前に決意新たになりました
1日目 day 1
鈴鹿のグランドスタンド前の広場に過去のベッテルのパネルレッドブル、フェラーリ、そしてアストンマーティン
2020年にいきなりフェラーリから2021年の契約はしないと言われたベッテル
実際にルクレールの後塵を拝していたので、それはしょうがないかもしれない
しかしマシン開発は相当なアドバンテージがあったのにもったいなかったな・・・
フェラーリでのチャンピオンを見たかったがしょうがない
とにかく1分1秒でもベッテルの鈴鹿での最後の走りを見届けようとシャッターを切りました
最後には手を振りながらヘアピンを駆け抜けていくベッテル
あと2日しか走ることができないけど、とにかく目一杯駆け抜けてほしい
2日目
二日目はフリー走行の後にメインイベントである予選が行われるいっぱい書きたいことがあるので、予選メインで書いていきたい
とはいってもフリー走行で撮った写真もあるので、それも載せます
一枚ストロールが混ざっていますが、それは愛嬌ということでご勘弁ください
いよいよ予選
マシン的にQ3まで行くレベルではないが、それでも奇跡を起こしてほしいとカメラを持つ手にも力が入ります
やはり心が熱くなったのはQ2
残り数分で1000分の3秒差で10位に入ってQ3への切符を掴み取った
この日一番鈴鹿が揺れました
会場アナウンスのピエール北川氏もベッテルひいきのアナウンスが
いくら日本語とはいえ、ベッテルという単語の多さに他のドライバーたちはどんな思いだったのだろうか(笑)
まあドライバーにもファンにも愛されるドライバーですからね
しかも4回もチャンピオンとっているから尚更
Q3に入って一番最初にアタックし1周で終了
終わり際に手を振りながら最後の鈴鹿の予選を終えていきました
戻り際の無線で「ありがとうございます 鈴鹿」
この一言で会場が湧きましたね
1000分の3秒でQ3への切符を掴み取ったあの走りは忘れられません
そして決勝
決勝はあいにくの雨しかしドライバーズパレードは雨が降らずにベッテルを撮り納めることができました
カメラの設定を直している間にタイミングがずれてしまったのが心残りです
いよいよ決勝が近づくにつれて雨が降ってきて、スタートにつれて強くなっていきました
スタートしてすぐにスピンして最後尾まで下がってしまいましたが、ここでサインツのクラッシュにより2時間以上中断
これで自分のベッテル納めになってしまった
2時間以上の中断後に再開されたレースではピット戦略で大きくジャンプアップし6位でフィニッシュ
この瞬間を見ることができなかったのは残念だが、最後の鈴鹿を良い思い出で終えてくれたのなら何よりだ
過去に鈴鹿で撮ったベッテルを
ここから過去に鈴鹿で撮ったベッテルを載せていこうと思う全てフェラーリ在籍のものだ
まずは2018年
そして2019年
この年は予選でコースレコードを塗り替えた上にポールを取ったのにスタートでミスして2位フィニッシュ
まあ何周もハミルトンからの猛攻を抑え続けたのはとても見応えがあったが、非常に残念だった
それにしても2019年はD500に300mm F4を使ったけど、いい写りだなあと改めてしみじみ
もちろん400mm F2.8等のバズーカには敵わないけど、それでもズームよりも遥かにいい
Canonも300mm F4とか500mm F5.6とか作ってくれませんかね
そうしたら100-500mm手放してでも買います
まとめ
マシンの性能を考えたらすごいし、雨だからこその成績なのかな2008年にイタリアGPで初優勝した時も雨だったし、雨が得意なのかもしれない
4回のワールドチャンピオンに対して鈴鹿からの粋なプレゼントなのかな
一番鈴鹿が好きと言ってくれてるから、日本人としてはとても嬉しい
そもそもなぜベッテルに惹き込まれてしまったのか
若い頃は尖っていたしチームメイトとは険悪になったりしていた
良い意味でも悪い意味でも裏表がないのが良いかもしれないし、なんたってイケメンだ
そりゃあ人気でるよね
初めてチャンピオンを撮った時にはまぐれだと思っていたんです
あれは最終戦のフェラーリの戦略が最悪でしたし、あのミスがなければ絶対アロンソが取れていたはず
テレビで見ていたフェラーリファンの自分としては、非常にがっかりしたのを覚えています
それもあってまぐれだと思っていたのが、2回目のチャンピオンは実力で取り切りました
それを見て一気に変わりましたね
一気に惹き込まれていきました
アストンマーティンのyoutubeチャンネルで鈴鹿の動画が流れているが、これを見ているとあの日のことが鮮明に蘇ってくる
この先のベッテルの人生が素敵なものになることを一ファンとしては願っています
ちなみに来年はベッテルの後任にアロンソが移籍
アロンソもベテランでマシン開発に大きな影響を与えてくれるはずなので、来年のアストンマーティンに注目していきたい
ではまた
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