APS-Cの最新機種を試す
Canonから発売されたEOS 90D3200万画素のAPS-C機で、10コマ/秒の連写・進化したAF、7D系についているジョイスティクがついたので7DmarkⅡの後継機かともいわれている
そしてバリアングル液晶搭載というEOS 2桁機の流れを受けついだ設計
さらに特筆すべきはミラーレスカメで当たり前になっている瞳AF
これがライブビュー撮影時に使うことが可能となっている
一眼レフとミラーレスのハイブリッドカメラなのだ
自分も結構気になっていたカメラで、D500を売って買い替えてもいいかなと考えた
そんな中、F1という絶好の機会で試写することができた
本当に数分しか使っていないが感じたことを書いてみる
今回使用した機材
EOS 90DEF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×
ジッツォの一脚
何とEOS 90Dと一緒に借りたのはF4通しの200-400mmの望遠レンズ
https://cweb.canon.jp/ef/lineup/tele-zoom/ef200-400-f4l/index.html
しかも1.4倍のテレコンまで内蔵しているので200mmから560mmまで撮ることができる
90Dになると1.6倍になるので320mmから896mmになるというまさに夢のようなレンズ
但しかなり大きくて重さも3,620gと相当重いので手持ちでは無理だ
そのため今回は一脚も貸してくれたのだが、一脚を使っての撮影が分からない
同じ高さのものを横に水平移動するときは使いやすい
しかし斜めに見下ろして撮るとなると難しい
一脚も斜めになって不安定なのと、レンズも斜めになる為3,620gのレンズ重量が前に行きます
そうすると前に転んでレンズを壊しかねない状況になります
F1のほとんどのカメラマンエリアが見下ろす感じですから、一脚は自分にはまだ早いかな
実際に使って撮った写真たち
実際にEOS 90Dを使って撮った写真がこちら使ってみた感想としてはいくつか簡単に書きます
1.AFの感触はいいかな
AFはいいですねしっかりとマシンを追ってくれるし、感触はいいと思います
これはしっかりと使っていないので簡単な感想ですが、機会があればもっと使いたいな
動き物には強いとCanonの方は言っていて、7D markⅡの代わりに90Dを持ってきたとの事
それくらいAFには自信があるみたいです
ただ7D markⅡでは測距点が65点に対して90Dは45点と劣る感じはあります
しかしライブビュー時は143点と7D markⅡの31点に比べると大きく進化しているので総合力は上がっている
2.高画素
やはり3200万画素になったことでトリミングしても高精細に写りますD500と比べると1000万画素以上違いがありますが、拡大してみるとここは如実に現れます
ただその分手ブレが顕著に表れるのと、データ容量が大きくなるのがデメリットですね
3.バッファ
やはり高画素機になったのもあるでしょうが、もともと70Dを使っていて感じたことバッファが弱い
連写しているとすぐにシャッターが切れなくなります
70Dでも感じていたのに、画素数が増え容量が大きくなると尚更です
今回も10枚で一気に切れなくなりました
転送速度の速いSDを使えば幾分かは改善しそうですが、それでも厳しそうかなと
7D markⅡみたいにCFastが使えるとまた違ったのかな
4.撮ったあとのプレビュー表示が遅い
先ほどのバッファと繋がります撮った画像がプレビューとして表示されるのが遅い
D500ではすぐに出るのに、90Dはワンテンポ遅く出ます
これは非常に気になります
ポートレートみたいに1枚撮って確認してというときに結構わずらわしいです
7D markⅡはわかりませんが、ここは70Dの流れを継いでしまったなと
ちなみに鈴鹿に来ていたCanonの方にも聞きました
このプレビュー表示が遅いのは、これは変更できませんとのこと
SDカードを変えて転送速度変えれば短くなるのかなと思ったけど、ダメでした
5.ライブビュー撮影が快適
ライブビュー撮影がとても快適だタッチでのピント合わせも高速ですし、連写速度も11コマ/秒になる
しかも瞳AFが使えたりと今までの一眼でできなかったことができるのだ
ミラーレスと一眼のハイブリットカメラだなと思います
これ一台あればぶっちゃけいいんじゃないのかなとも思えます
ライブビューについてはD500は正直遅い
ライブビュー撮影がしやすいということで7DmarkⅡでなくD500にした
しかしAFが合うのが遅かったりしてあまり使っていない
これなら使いたいなと思えます
まとめ
本当に数分であるがEOS 90Dを使ってみたもっと使いたかったが、はじめての一脚でとてもじゃないが無理だった
スタートから最初の2周位でうまくいかずにD500に戻した
使っていると70Dと同じ感触を思い出してきた
いいカメラだと思うが、自分的にはパスだ
理由としてはやはりバッファとプレビュー表示が遅い
D500を使ってしまうとこの2つはとても速いのだ
画素数の違いはあるが、70Dのときにも同じことを感じたのでそういう設計なのだと思う
だからこそ物足りないのだ
あとはD500のAFエリア、画面端にまで広がっているのを使っていたら、90Dが狭く感じる
本来一眼レフだから中央にAFエリアがあるのだが、D500と比べたら物足りない
というわけで自分はパスかな
自分の中では80Dの後継機かなという感じが強い
もし7D markⅡの後継機が出て、バッファなど改善されたら使ってみたい
それらが改善されるまではD500から変えるという選択肢はない
今の自分にとってはとてもいいカメラだし、300mm F4 PFもとてもいいレンズ
軽くて写りが良くて、とにかく移動が軽々出来るって最高だ
ただ画角が固定なので、望遠ズームがほしいがそうすると写りはよろしくない
その点でCanon純正の100-400mmはいいなと思っています
ズームレンズなのに写りはいいと評判ですので、自分もCanonにしたら絶対使う一本だ
ニコンは200-500mmと80-400mmがラインナップされている
値段は200-500mmだと17万ほどで買えるが、いかんせん重くて大きいしAFのスピードも写りもそれなりと聞く
80-400mmはAFも速いし写りもいいが値段がやはり高い。30万位する
300mm F4の単焦点を持っているからこそ、悩んでしまうのだ
ここはもう少し考えてみたいとおもう
EOS 90Dを買ったら幸せになれる人
最後にEOS 90Dを買って幸せになるのはどういった人か自分で使ってみて考えた対象を書いてみたいと思う
買った方がいい人
・7D markⅡの画質に不満がある人・高画素機が欲しい人
・動体撮影するには今のカメラに不満がある人
・ミラーレスと一眼のハイブリットカメラが欲しい人
高画素機が必要なくて動体撮影をしないのであれば80Dで十分だなと思います
あとはEOS RかEOS Mにするかですね
自分はパスの予定ですが、90Dはとても良いカメラだと思います
ぜひみなさんも試していただければと思います
そして使ってみた感想を教えてくださいね
ではまた
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