2025年最後の大散財。貴婦人と言われるLeica Summilux 50mm f/1.4 1stを手に入れた

Leica

買う予定はなかった

真面目に買う予定なかったんです

もう35mmと50mmのSummiluxがあれば十分だと思っていましたので、もうレンズは買わなくていいなと

ただなぜか今手元にあるんですよね

Leica Summilux 50mm f/1.4 1stとは

1959年から製造が開始された通称貴婦人と言われるレンズ


1stと言われても前期と後期で分かれているようで写りも若干異なるようで、自分はシリアル番号で調べたところ前期でした

貴婦人の特徴としてはガウス型と言われるタイプで、現行とは違って非球面レンズが使われていない時代のレンズ

開放では甘めで滲みがある描写も、絞ると表情がキリッとしていく二面生のがあるレンズ

非球面レンズが使われている現行は開放からビシッとした絵を叩き出してくれますが、現代的でありどこか無慈悲な感じに思えてきますし、これは50mm Summiluxの方が顕著ではないかと思います

なぜ購入したのか

なんで購入したのかというと本当衝動ではあるんですが、色々と思うところがありました

1.現行のSummilux 50mmとは違い優しい感じの写りが欲しかった

今持っているSummilux 35mmは開放やf2で撮ると少しヴェールを纏ったような優しい写り

ただかといって解像していないわけでなくて、解像しながらもとても優しい写り

そんな写りを期待して50mmを買ったら全く真逆の写り

35mmが幻想だとしたら50mmは現実という感じ

35mmで撮ることができるような幻想的なのを50mmでも撮りたいなと思っていたのでタイミングが良かったです

2.自分が未来へ受け継ぎたい

大変烏滸がましいけど1959年に作られたレンズに出会う確率ってかなり低いと思うんです

現在本当にライカ人気が高まってきていて、貴婦人は本当に人気のあるレンズ

60年以上も経っているから当たり前だけどレンズに傷がつきますし、カビや曇りもあるのが大半です

状態が良いものに巡り合うのがそもそもの奇跡

今回見せてもらったレンズも傷やカビや曇りの跡はなく、専門業者にて清掃と調整を入れてもらった一本

しかもセールで若干安かったので、このタイミングを逃したら2度と巡り合えないと思って購入しました

確かに高いですが、もうそんなこと後でどうにでもできるし、何よりこの奇跡のタイミングを逃したくない

そして自分がこの歴史の系譜の一端を未来へ受け継いでいきたいなという使命感で手に入れました

3.やはりオリジナルを使ってみたい

なんでもそうですが、オリジナルが一番かっこいいし基準になるかなと思います


貴婦人に似たSummilux 50mm 2ndの復刻が出ていますが、やはりオリジナルの写りを知らないと復刻が本当にいいのかわからないかなと

自分的には復刻を使ってオリジナルをわかった気にはなりたくないなというのがあります

さらにSummilux 50mm 2ndの復刻よりも今回買った貴婦人の方が若干安かったというのも手を出しやすかったポイントです

次レンズを買うとしたらスチールリムかなとは思いますが、今となってはオリジナルは手が出せない値段なので、スチールリム買うとしたら復刻になってしまうかなと・・・

外観と特徴

外観は本当かっこいいですよね

レンズキャップは嵌め込み式で結構固く途中で外れることはなさそうですが、外すのにちょっと力がいるので若干不便ではあります


現行と比べると全長も若干短いのと、フィルター径も43mmと現行の46mmより一回り小さいです


Summilux 50mm 2ndの復刻についても46mmなので若干太くなっていますが、やはり貴婦人はこのシュッとしたデザインが特徴なのでオリジナルの方がやはりいいですね

今回レンズフードは付いていなかったのですが、調べたら中古でも25000円もします

さすがに貴婦人の支払いがあるのに、レンズフードに25000円も支払う余裕がないということで後回しにしましたが、レンズ本体の金額と比べても誤差の範囲なので買えば良かったかなと若干後悔しましたが、また欲しくなった時に考えます

結論:とにかく使うのが楽しみ

未来に受け継いでいきたいというのはあるものの、やはり使ってなんぼですし使わなければゴミも同然なのでとにかく使っていきます


ただ自分が使って傷がついた、カビや曇りが発生したということがないようにはしていかないとですしそれが義務なのかなと思っています

誰しも必ず手放さないといけない時は来るので、その時まで丁寧に使っていきます

そして来年はカメラもレンズも買いません・・・

では

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