Canon EOS R3 × サンニッパ:覚悟と筋肉で撮る「究極のポートレート」feat. 如月明日香さん [Portrait with EF300mm F2.8L IS II USM]

Canon


必要なのは覚悟と筋肉と根性。――「たった3kg」を笑える者だけが、この光を手にできる。


先日購入した、僕にとっての新たな「聖剣」。EF300mm F2.8L IS II USM、通称「サンニッパ」。300mmという極端な焦点距離と、開放F2.8という暴力的な明るさ。このスペックをあえてポートレートに投入したらどうなるのか?EOS R3とのコンビネーションで、その真価を確かめてきた。
https://sogosight.com/archives/11360.html




【実戦】15メートルの距離が切り取る、未知の描写

実際に撮り始めて気づくのは、その圧倒的な「不自由さ」だ。


全身をフレームに収めるためには、モデルから15メートル以上離れなければならない。




しかし、その距離を乗り越えた先に待っている描写は、言葉を失うほどに凄まじい。




水滴の一粒一粒までがクリアに描き出され、背景はもはや粒子さえも溶け去ったような、有無を言わさぬボケを見せる。



これが望遠単焦点、そして「蛍石レンズ2枚」という贅沢な光学設計がもたらす魔法なのかと思い知らされた。


本来はモータースポーツ等で真価を発揮するレンズゆえ、AFの追従性能も異次元だ。

如月明日香さんの動きをR3が完璧に捉え、サンニッパがその一瞬を鋭く切り取っていく。この快感を知ってしまうと、70-200mm F2.8では満足できなくなる「越えられない壁」を実感してしまう。


スタジオ撮影という「無謀」への挑戦

別日、あえてスタジオ撮影にも持ち込んでみた。




最短撮影距離2メートルという制約は、狭いスタジオではもはや「重り」を持ち歩いているようなものだ。しかし、テラスや抜けのある空間を見つけた瞬間、サンニッパは牙を剥く。




背景がゴチャついていても、このレンズならすべてを美しい色彩のグラデーションへと変えてしまう。




誰もやらない、誰も持ち込まない場所でシャッターを切る。その「頭の悪さ」こそが、自分だけの楽しさなのだと思う。





結論:最高の光は「筋肉マイフレンド」の先に

300mm f2.8というレンズは、重い。威圧感もある。しかし、たかだか3kgだ。



部活やブラック企業、そしてサーキットの炎天下で鍛えられた僕たちにとって、これは「ウォーミングアップ」に過ぎない。へこたれる暇があるなら、トレーニングすればいいだけの話だ。




自分の足で動き、画角を決め、不自由さと対話する。


そのプロセスは、マニュアルフォーカスのズミルックスを操る感覚にも似ている。


不便であればあるほど、狙い通りの1枚が撮れたときのアドレナリンは止まらない。

今やこの伝説のレンズが、最新のズームレンズと同等の価格で手に入る。覚悟と筋肉、そして根性があるなら、この扉を叩かない理由はないだろう。







English Version

Determination, Muscle, and Grit: Shooting Portraits with Canon EOS R3 and EF 300mm f/2.8L IS II USM

I recently acquired a legend: the Canon EF 300mm f/2.8L IS II USM. Bringing this monster—designed for motorsports and wildlife—into the world of portrait photography is a challenge of both vision and physical strength.

Canon EOS R3用にまさかの望遠単焦点。Canon EF300mm F2.8L IS ll USMを購入
Canon EOS R3用に望遠単焦点であるCanon EF300mm F2.8L IS ll USMを購入しました。見た目やなぜ購入したかについて書いていきます

The Magic of 15 Meters

To capture a full-body shot, you must stand over 15 meters away.



It’s inconvenient, yes. But the result? An overwhelming separation from the background and a level of sharpness that makes every water droplet glisten with life.


This is the power of a prime telephoto lens equipped with two fluorite elements.


The AF on the EOS R3 tracks the model instantly, capturing moments that a standard 70-200mm zoom simply cannot reach.

Muscles are My Best Friend

Weighing in at about 3kg, this lens demands respect—and physical conditioning. Some might find it too heavy, but for those of us forged in harsh environments, it’s just a “warming up.”

Carrying this gear across a race circuit from dawn to dusk is my baseline. Compared to that, a 2-hour portrait session is a breeze.


The 300mm f/2.8 is an adrenaline-inducing tool.

It’s restrictive and difficult to use in tight studios, but once you find that perfect line of sight, it delivers a 120-point miracle.

If you have the grit to handle the weight and the passion to find the light, this lens will change your photography forever.


Main Gear:
Camera: Canon EOS R3
Lens: Canon EF 300mm f/2.8L IS II USM
Model: Asuka Kisaragi

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