貯金がいい・・・
先日こんなことを言われました。
なぜこんな話題になったかというと、自分が貯金は最低限で後は投資に回しているという話をしたから。
その時に投資ってどうなのと言われ、説明した後に言われた言葉です。
説明した内容はざっとこんな感じ。
・投資は上がる可能性もあれば下がる可能性もあるよ。
・リスクとリターンは正比例だから、上がる分だけ下がる確率も高くなる。
・低リスク高リターンな商品はない。そういう説明してくる人は要注意。
・自分の勉強次第でリスクは減らせるし利益は出せる。
・一時的なマイナスもあるが長期的にみる必要がある。
・今銀行預金でも0.001%で100万円預けても10円しか利息付かないよ。
・給料も大きく増える可能性は低いし、会社は自分の生活を守ってくれないよ。
・だったら最低限だけ貯金して、後は投資して運用した方が良くない?
大体こんな説明でしたが、それでもお金が減ることに恐怖してるみたいです。
多くの人が抱える幻想
僕が考えるに多くの人がこんなことを思っているのではないのかなと。
・お金はせっせと働いて稼ぐものだ
・貯金が当たり前だ
・お金の事を言うのは卑しい
こうした幻想を多くの人が抱えているし、もっと言うと自分の親や周りの人に言われてこういうことを考えるようになってるのではないのかと。
1.お金はせっせと働いて稼ぐものだ
お金は額に汗水たらして稼ぐものだという固定概念があります。
もちろんそれについては否定しません。
働かざる者食うべからずだと思っています。
ただ額に汗水たらして働くだけがお金を稼ぐ方法なのか。
給与って自分の時間を差し出した対価、ある意味肉体労働ですよね。
僕は一生やっていける自信ありません。
だからこそ頭を使って稼ぐ方法もやらないといけない。
その中でも簡単なのが投資だと思っています。
自分でビジネスを行うのは難しいし、会社員やりながらだときついですよね。
2.貯金が当たり前だ
会社員が一生で稼げる金額って平均で2億円というデータがあります。
更に老後のために用意しておきたい金額が1億円と言われています。
これも順調に給与が上がっていた頃の話。
今では昇給幅も少なかったり賞与もなかったりします。
新卒で入社した人と転職して入社した人では給与も退職金も違ってきます。
さらに今後の情勢を考えたら大きく給与が増えるのは見込めないです。
独身であればそれでも問題ないでしょうが、結婚して子供ができたら養育費や学費など掛かります。
そうなると足りないですよね?
これを全部貯金で賄おうとしたら大変ですよ。
貯金の為に欲しいものを我慢しますか?
自分だけならともかく、奥さんや子供にも同じことをさせますか?
そんな人生楽しいのかなと思いますし、そこまでしてやるべきものでもないのかなと。
3.お金の事を言うのは卑しい
良くお金の事を話すのは卑しいといわれます。
お金は汚いものだという価値観があるのでしょうが、現実を見てください。
お金がなければ何もできませんよね?
お金を払わなければ水道やガスなどのライフラインが止められます。
更にご飯も食べれません。
更には病気になった時に治療や手術、入院をする事ができません。
人間の命に関わってくるといっても過言ではないです。
それでもまだお金を卑しいと言いますか?
まとめ
先ほど多くの人が持っている幻想を書いてみた。
元々貯金は日本が戦時中に戦費が必要になったことで、国を挙げて貯金するようアナウンスしていました。
更には子供貯金制度も作り、子供の小遣いまで貯金させる流れに。
そのことが「貯金しろ」「贅沢は敵だ」という考えがいまだに持たれている要因かもしれません。
更にはその考えを持った大人が子供に貯金するよう教えている。
だから若い人でも貯金が当たり前と考えてしまってます。
その後高度経済成長で多くの人が給料が上がり、銀行預金も3%を超えていた時代です
貯金だけで生活できた時代でしたが、今は全く違います。
その部分を頭に入れていただき、考えるきっかけにしていただければと思います。
ついでに・・・
勘違いしないでいただきたいのは、お金の事を書いたけれどもお金がすべてではないということ。
最低限自分の身や大事な人に何か起こったとき、更にはその人たちと何かを楽しむときに不自由がないくらい持っていればいいと思います。
お金に執着すると逆に無くなってしまいます。
お金は大事なものだけれども、今まで目をそむけてきた人が多い。
現在の情勢からみると将来の事を考えたときに貯金だけでは無理です。
どのようにして将来の対策をしていくかを考えるのは必須で、その時に今まで抱いていた幻想を持っていると無理です。
だからこそ一度お金の本質を勉強し知ることが必要です。
僕が投資を推奨しているのは、働きながら手軽にできるところ。
体を使わずに頭を使えるし、勉強すればだれでもできるから。(僕は体力ないので・・・)
もちろん増えるリスクもあれば下がるリスクもあります。
誰でも上がれば嬉しいし下がれば悲しい。
しかし大事なのはそんなことで一喜一憂するのではなく、長い目で見て続けていくこと。
この一点です。
もちろん投資だけでなく他の事でもかまいません。
自分で考え何かしらの対策を立てていくこと。
投資に限らずどのようなことでもリスクはあります。
ただリスクを取らなければリターンは得ることができません。
今の若い人ってリスクを取りたくないみたいですね。
会社員より公務員、起業なんてもってのほか、役職には就きたくない。
こんな若い人が多いみたいです。
ただ若いうちであれば損をしても取り戻せる機会はたくさんあります。
だからこそ若い人たちにこそ早く投資をしていただきたいと思いますし、いろんなことに挑戦してもらいたい。
それが自分そして大事な人の未来をも変えていくので。
そんなメッセージで締めたいと思います。
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