大手メーカーからの立て続けの発表
この数日カメラ業界では本当に新製品ラッシュで目まぐるしかったまずはCanon EOS R3が発表され、その次にSONY α7Ⅳ、そして最後にNIKON Z9だ
SONY以外は縦グリ一体型の構造で、NIKONに至ってはミラーレスのフラッグシップ機
それぞれ際立った特徴がある
Canon EOS R3
まずはCanon EOS R3からリンクはこちら
なんといってもCanonで初めての動画30分制限がない
そして秒間30コマのブラックアウトフリー
これまでSONYの独壇場だった積層型CMOSセンサーの自社開発
これにより電子シャッターでも歪みがとても少なく、メカシャッターと遜色がない
Canonのセンサー技術が上がったということですね
そしてなんといってもAF性能
瞳AFは当たり前ですが、モータースポーツ用にクルマやヘルメットも検出できるとのこと
この機能は自分のようなモータースポーツを撮る人にはありがたい機能ですね
そして何気に右下に焦点距離が表示されているのが羨ましいです
さらに視線入力AFもあり目を動かすだけでAFエリアが移動するというのもすごい
これをうまく使えば、混戦しているときにピントを合わせたいマシンにすぐ合わせられる
マルチコントローラーでいちいち動かす時代は終わるのかな
あとは地味に電子シャッターでもシャッター音を出すことができるしストロボも同調する
そのためメカシャッターを使わなくても良いのだ
ストロボを使う人には必須だが、メカシャッターは使うと劣化が気になってしまう
電子シャッターでストロボも使えてシャッター音が出たら、メカシャッターを使う必要性がなくなるなと
SONY α7Ⅳ
続いてα7Ⅳα7Ⅲの後継機で画素数が3300万画素にアップ
動画は4K 60pにも対応し、背面液晶がバリアングルになった
さらに露出補正ダイアルがカスタマイズできるというαユーザーにとって嬉しいことが起こった
そして自分の中ですごいと思ったのが、動画でのブリージングをボディーで抑えるという技術
SONY純正の一部のレンズで可能になるが、これまでレンズ側でブリージングを抑制するという流れが一般的だった
それがボディー側で補正できるという技術はα7Ⅳが初めてだ
動画ユーザーなら嬉しい機能ではないのだろうか
ちなみに日本での発売は検討中とのこと
昨今の半導体の不足によるものですかね
NIKON Z9
最後にNIKON Z9リンクはこちら
画素数は4571万画素とα1には及ばないものの、実用上は十分な画素数ではないだろうか
ここで驚くべきことはメカシャッターを完全に廃止したこと
電子シャッターで全て撮ってくれというだろうが、まさかNIKONが電子シャッターに全振りするとは思わなかった
巷ではEOS R3やSONY α1よりセンサーの読み出し速度が速い
これが早ければローリングシャッター歪みが生じにくい
つまり電子シャッターではNo.1の機種になるのではないだろうか
α1の場合は5000万画素なので厳密には比べられないが、それでもすごいと思う
さらにAFも大幅に進化しているとのこと
これまでZシリーズのAFはお世辞にも良いとは言えなかった
もちろん必要十分なのだが、SONYやCanonがすごかったので見劣り感があった
でもそれが改善され、結構期待したい部分がある
さらに動画は8K 30pをノンストップで約2時間撮れるとのこと
ボディーの排熱性も考えられているということで流石フラッグシップ機という印象だ
そして一緒に発表された100-400mmのレンズ
NIKON Zシリーズで初の望遠だが、ここで自分的に思ったのはSTMということ
正直CanonでSTMはあまり良い印象がないので残念かなと
もちろんメーカーによって違うのでなんとも言えないが、正直どうなんですかね
動き物は厳しいんではないかなという印象
もう望遠単焦点を使ってくれという感じですかね
考察
これらのカメラについての考察だが、まずはNIKONとCanonやはりこの2社は縦グリ一体型に振ってきた
縦グリ一体型だと堅牢性も扱いやすさも段違いになる
さらにミラーレスらしくスチルだけでなくムービーの性能もいい
大きささえ考慮できればなんでも使うことができる
これまでの1DXやD6系のようなスチルに特化したものではない
本当にミラーレスでスポーツなどの撮影ができる流れになってくるだろう
それにこうした縦グリ一体型のメリットとしてバッテリー問題がある
フラッグシップのバッテリーはとても大きいが、その分電圧も高い
素早いAFにはバッテリーが必要不可欠で、電圧が高いほど素早いAFができる
だから過酷な現場でも一瞬を撮り逃しにくくなる
α1の場合には、通常のバッテリーの2つ挿しだ
いくら性能がいいといってもここばかりはどうにもできないのだ
ちなみにNIKON D500の縦グリはD6用のバッテリーを使うことができる
7D markⅡでは1DX系のバッテリーは使えなかったので、ここはNIKONすごいなと思わせてくれた
続いてSONY α7Ⅳだが、今回発表された2社のものとは違う土俵だ
ただ連写も10コマ/秒ということで、これまでと変わらない
むしろEOS R6やZ6のような12コマ/秒と比べると劣る
α7Ⅲの時にはすごいと思わせてくれたが、12コマが当たり前となってきた今、見劣りするようになってきてしまった
画素数の増加や動画性能、AF性能が強化されたというが正直それだけで買うというほどの魅力ではないなと
α7Ⅲのような感動がなかったというのが本音だ
そしてフォーカスブリージングを補正してくれる機能
これはすごいと思うが、一部の純正レンズしか使うことができない
そのためタムロンやシグマをメインで使っているユーザーには全く得はない
地味にSONYによるサードパーティーの追い出しかなとも思えてきた
まとめとこの後に期待すること
やはりCanonとNIKONの底力はすごいですねミラーレスとして後発だからこそ、SONYを研究し一眼レフ時代のノウハウを生かした形だ
さらにNIKONは新しいマウントアダプターを出した
今まで邪魔だった三脚座が無くなったのだが・・・
「遅いよNIKON!!」と言いたい
最初からこれ出していれば、そしてZ6Ⅱのようなダブルスロットで縦グリ対応を最初から出していれば・・・
そうしたらもっとユーザーがいたにに非常に勿体無い
自分もそうしたらD500とZ6を使っていたと思う
あと気になるのは100-400mmがSTMでどのようになっているか
ボディーの性能が高いのにレンズが足を引っ張っては意味がない
そして地味にこれから期待したいことがある
それはこれを受けてSONYがどう出るか
α1は出たばかりでもちろん新しいのはすぐに出ないと思う
それよりもα9だ
やはりα9が出た時には衝撃的だった
α9Ⅱが出た時にはそこまでという感じだが、プロで使う方向けのアップデートを施したという形で一般ユーザーには魅力がわからなかった
唯一はフリッカーレス撮影とメカシャッターが10コマ/秒になったくらいか
この次に出るであろうα9Ⅲはどのくらいの性能になるのだろうか
他のメーカーを凌駕してもらいたいという気持ちがあるし、それを受けて他のメーカーも刺激を受けて頑張ってもらいたいなと
ではまた
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