資産を運用している人の割合はなんと・・・
資産を運用(銀行の預貯金を除く)をしている人というのが
約18%
という低い数字になります。
これは日本証券業協会で平成27年に集計されているデータになります。
http://www.jsda.or.jp/shiryo/chousa/files/kojinishikicyousa_gaiyou150915.pdf
この統計を見てもらうとわかりますが、多くの人がいまだに貯金をメインにしているということがわかりますよね。
ちなみに海外では平均として預貯金は20~30%と言われていて後は金融商品等に投資が行われています。
日本では昔から貯金は美徳と言われているためか、貯金が絶対と信じられていますがここまで多いのも考え物だと思われてるのかと。
その中で興味深いデータも・・・
このデータを見ていると興味深いデータもあり、その中でも私が気になった点は下記になります。
1.年収が高くなればなるほど投資している人が増えている

興味深いのは年収が上がれば上がる人ほど投資をする人が増えてくるデータがあります。
特に年収が700万以上になると株式を持つ人は38%になり、1000万以上になると51.2%になります。
逆に年収が低い人ほど投資をする傾向が弱く、年収300万円ほどの人だと約15%ほどにとどまります。
2.男性の場合高齢になればなるほど増えてくる

特に55歳からだと株式を持つ人の割合が25%と増えていきます。
おそらく将来の老後なども考えたらお金を少しでも増やしたいと考える時期になるのではないかと思います。
一方20代では男性で6%、女性で4%ととても低い水準になっているんですよ。
30歳でも10.1%になり収入も少なくて結婚や出産・育児などお金を使うイベントが多くなるからか投資にまで頭が回らないのではないかと思われます。
逆に55歳以降は子供も社会人になる年齢でマイホームもある程度ローンの返済のめどがついたりしてあまりお金を使うこともないため、投資する余裕が出てくるのではないかと。
なぜ投資を行わないのか
ではなぜ銀行預金にお金を預けている人が多いのか、一番の理由はリスクが怖いからです。
自分のお金が減るのが怖い、それならお金はあまり増えないけど銀行に預けておこう。
このような考え方をしている人が多くいます。
あとは日本人特有の美徳も大きな影響を与えているのではないかと。
「お金は汗水たらして働いてもらうもの」
「お金儲けは悪」
「贅沢は敵」
汗水たらして働いて得たお金以外は汚いもの、お金を稼ぎすぎるのはよくない、欲しいものも買わないで節約してせっせと貯金をすること。
ギャンブルと考えている投資をしてお金を稼ぐのももってのほかだと考えられている人も多いのではないかと思います。

まとめ
多くの人がいまだに投資をしない理由としてこうした日本人特有の美学が大きく影響しています。
しかし逆に年収の高い人ほど投資をしているのも事実で、様々な情報に触れたり勉強しているということがあります。
年収が高い人ほど本を読む傾向があり様々な情報に触れたり勉強することが、日本人特有の美徳で悪いところが取り払われているのではないかと思います。
逆に様々な情報に触れなかったり勉強していない人ほどこうした美徳にこだわっており、その美徳にこだわりすぎるあまり年収という部分でも大きな影響が出てきているのではないかと。
様々な情報に触れているからこそこのままでは危ないという危機感も出てきます。
給与なんて大幅に増えることは今後ない、銀行の預金金利もバブルみたいに8%や10%になることがない今だからこそ真剣にお金に向き合ってみてください。
将来お金と向き合う事にとって大事な知識、マネーリテラシーを持つことが大事です。
その中でも多くの人が勘違いしている投資、実は本当の意味合いが違くてこれは投機と言われるものです。
そこを知るのもマネーリテラシーです。
将来もらえる年金額が少なくなることが予想されるからこそ、早いうちに投資をしてみてはいかがでしょうか。
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